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モヒートサマー いちばん暑い夏

   

モヒートの季節だ。

東京はモヒート専門のバーもあるくらい流行っていたが、四国にはそんな波は全く来ていない。

行きつけのバーでは、日本らしくいろんなアレンジのモヒートをだしてくれてた。特に好きだったのは甘王(いちご)のモヒート。素材はあってもこっちで飲ませてくれる店は…ない。

さすれば、自分で作るしか無い。自分で作るには一つ大きな難関があった。

モヒートといえば、ヘミングウェイ、もちろんキューバだ。ミントはペパーミントだのアップルだの軟弱なやつじゃなくて、キューバの野性味溢れるミントでないといけない。それは”イエルバ・ブエナ”というキューバ産のミント(の一種?)である。

モヒートはミントカクテルじゃない

 


モヒートというと、なんといってもその特徴は、鼻孔を通り抜けるミントの華やかで清涼感のある香りだ。 あのミントの香りが好きでモヒートを飲むという人も多い。 ところがなんと、本国キューバではモヒートにペパーミントだとかスペアミントだとかいった、いわゆる“ミント”は使わないのだ。 本場のバーテンダーたちが使うのはイエルバ・ブエナというハーブ。 このイエルバ・ビエナは、良い草、という意味のスペイン語で、学名はMentha Nemorosa。

情報源: 本場のモヒートと日本のモヒートの味が違う2つの理由 – ACCETORY [アクセトリー]

 

実際に、東京時代の本所ひとノまで、スペアミントとイエルバ・ブエナでのモヒートの見比べをしたが、明らかすぎるほど、味の深みと香りが違った。イエルバ・ブエナは東京でも手に入りにくく、「植物工場で作るか?」というプロジェクトが立ち上がったくらいだ。

東京で手に入りにくいハーブが徳島で手に入るわけはない。

さすれば、自分で育てるしか無い。2年前、こちらに来たときに立ち上げる予定で頓挫した”食と農プロジェクト”だったが、コレだけは!と重い、ネットで苗を探しまくり、ようやく手に入れた10株だった。リスク分散しようと校庭側と裏庭側の2つに5株ずつ植えた。2回の冬を越し、日当たりの良いウマバの環境がいいのか、どちらも順調に育った。特に、特に裏庭のほうはたわわに翠の葉を小さな森のように茂られせてくれた。

ほーら、イエルバ・ブエナの森

モヒートの自己流つくりかた

本場では、ライムと砂糖をグラスの底で潰したあと、イエルバ・ブエナをいれて”軽く”潰し、そこにラム酒と炭酸を入れてステアする。
が、結構手間がかかり、特にパーティのときなどあたふたするので、僕は混ぜてステアするだけという方法を紹介する。簡単にやるには、仕込みが重要。あくまでも現場で簡単にできる、っていうこと。

仕込みのキーは、イエルバ・ブエナ炭酸水とカクテルのバリエーションにしたいフルーツのコンフィチュールを作っておくこと。

1 イエルバ・ブエナの炭酸水をつくる

まず、イエルバ・ブエナを乾燥させたものを水に投入。2日待つ。生葉でもいいのだが、乾燥させたものの方が味や色が出やすいように思う。それに気温が高くなる夏場は生葉だと水が傷みやすいように思う。(どっちも思う、という印象だけなので、誰か裏付けあったら教えてね。)

 

見た目は悪いけどね、いい味になる。

 

ソーダストリームを使い、イエルバ・ブエナ水に炭酸を注入。このまま飲んでも美味いミントソーダ。

ブシュッとね

イエルバ・ブエナ炭酸水は、冷蔵庫に入れて冷やしておく。

2 フルーツでコンフィチュールを作る。

今回は丸井さんに頂いた、ジューンベリーを赤ワインと砂糖で煮込んでコンフィチュールにした。コンフィチュールとは煮詰めないジャムみたいなものなので、ジャムより手早くできるし、果実の粒感が残っているのでカクテルの見た目的にもいい。(が、多分保存性は悪いのでご注意)

これで仕込みは終わり。

あとは、コンフィチュールとラムとイエルバ・ブエナ炭酸水を混ぜてステアして、イエルバ・ブエナを飾るだけ。今週末のアースキッチンイベントには柑橘類も仁尾チームが届けてくれるから、週末モヒートは完璧だろう。

 

ライムとレモングラスのコーディアル、イエルバ・ブエナ炭酸水、ラム

 

ジューンベリーのコンフィチュール、ラム、イエルバ・ブエナ炭酸水

今年は歴史上もっとも暑い夏になるらしい。

サー、来い、キューバ・サマー。

気分はヘミングウエイ。

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